少しでも暖かい陽だまりを探して、迷惑にならないところで組み立てに入る。幸い風が吹いていないので、作業がやりやすい。Dさんはケルビムのミニペロ、私はサカエのクロスバイクだが、両方ともプラスチック製とはいえ、泥除けをわざわざつけているのが「ラ系」(フランスタイプの旅行用自転車「ランドナー」の愛用者のこと)の懲りない習性というところか。季節柄、残雪のぬかるみがあることも想定しておいたのである。幸いそれは杞憂であったけれど。
(参考)
久留米・原鶴・筑後川周辺のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/400000/LRG_400500/
奈良井宿[スポット詳細]-じゃらん観光ガイド
http://www.jalan.net/kankou/160000/163200/spt_guide000000152427/
小名浜・いわき湯本温泉の温泉・露天風呂のある宿・ホテル - じゃらん温泉ガイド
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50059.html
さてセットアップも完了し、ブレーキや車輪の取付けなどを確認したのち、Dさんが用意してくれた地図をたよりに、まずは能登川駅の北口から、大規模自転車道「びわ湖よし笛ロード」の入口を探しに走り出す。ちょいと面倒な輪行という作業をして、見知らぬ土地で愛車にまたがりスタートしたときの、この気持ちよさは、輪行で遠出をしたことがあるサイクリストにしかわかるまい。それは、カーサイクリングで駐車場所から走り出したときとはまったく違う気分だ。軽く分解してパッキングした自転車本体だけでも10kg前後、そのうえバッグや装備などのかさばる荷物を抱えて階段を上り、下り、ホームを歩き、改札をやっとこさすり抜けてきたりするのが、輪行だ。その質量が、走り始めてしまえば、サイクリストを地上からいくらか浮遊させてなめらかに移動させてくれる装置に、即変換される。言ってみれば、担いできた重いボールが、自分を吊り上げてくれる気球になったかのようでもある。かくもラディカルな重力の転換。輪行のカタルシスはここにあると言ってもいい。