海外旅行は、一貫して豊かさの象徴であった。かつてはまずあこがれが源泉にあり、情熱・実行力をフルに発揮し、留学や外交官・商社マンといった職業につくことでそれを実現するのがほとんど唯一の道。それ以外の、わずかに残されたほとんど不可能に近い道が経済力に頼る方法だった。いま海外旅行は、時間的にはぜいたくだが、経済的には別にぜいたくとはいえない。だれもが手の届くようなさまざまな海外旅行が、パッケージツアーの形で売り出されている。
[参考情報]
川湯温泉の温泉・露天風呂のある宿・ホテル - じゃらん温泉ガイド
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50371.html
コンフォートホテル那覇県庁前 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad362445/
小豆島周辺の宿泊施設・宿 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/370000/LRG_370800/
京都の格安ホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/kakuyasu/260000/
青森市のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/020000/NO_100128/
海外旅行が知的関心というよりは、いかに広く好奇心を刺激し、見たい知りたい心の受け皿となりうるかが、昨今のパッケージツアーのメニューの中に見出される。新聞広告や旅行雑誌の広告から、いまどきの海外旅行メニューを探ってみよう。「警察官も海外ブーム」と、警察官をターゲットにしたツアーが売り出された。英語もしゃべれず、海外体験もない警察官では、外国人の加害者・被害者と接触するときに戸惑いがあって、まともな調べもできない。それでは、この国際化の時代に乗り遅れるという、いささか強迫観念をあおるような雰囲気ではある。警察共済組合が大口出資している旅行代理店JP旅行社(ジャパンポリス旅行社)が警察庁の依頼でつくったパッケージツアーの企画である。土曜閉庁が実施された昭和63(1988)年11月に、警察庁が余暇を活用して、警察官も積極的に海外体験をさせるように各都道府県に通達を出したことと連動している。ハワイ・シンガポール・香港など観光の合間に地元警察官との交流を組み込んだツアー5本が用意され、どれも募集開始と同時に定員が満杯になったという。お巡りさんはまだまじめで、純粋な観光だけで出かけるにはおよび腰。だが仕事をからめてなら、周囲にも気兼ねなく海外旅行ができるといったところだろう。研修という大義名分がなければ行きにくい日本人にとっての旅行観がここにはまだ残っている。